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Readingagilesamuraiinesm20110803
←Readingagilesamuraiinesm20110727
nawoto: 各地の道場でのログを始めとしたネットでの反応を見るに「本にはこう書いてあるけど、実際はね……」というありがちな反応に対して「そうはいってもやらな始まらんやろ」とか「こういうところからできるんじゃない」というやりとりが読者のなかから出てきているのがうれしい。
ここでのリスクは、顧客と開発チームを含めた「チーム」にとってのリスク。だからお客さんも交えて話し合わないとね。
そのときに「リスクを話し合う」だとどうも他人事のようになってしまいがち。「**(自分が)**夜も眠れなくなる問題」として引き受けることで、自分のこととして考えられると思う。
本書の例に挙がっているリスクに取り組む価値がある/ないの判断は、チームで対処できるかどうか(コントローラブルであるかどうか)が基準になっているようだけれど、「取り組む価値がないリスク」には「発現リスクが低い」とか「発現したとしても影響度が低い」とかもあるんじゃないかなあ?――リスクそのものがどうということもあるけれど、やはりみんなでリスクについて話し合うということが大事なんじゃないだろうか。
ブルームバーグのコラムの教訓は、「ニューヨーク市長もそんなに完璧なリスク管理計画表をつくってるわけじゃないよ」というちょっといい話だが、リスクについて考えることが大事であるということ、下手に書き出したものがあると、それに引きずられることもあるわけで、一度みんな書き出したものを破り捨ててみるという体験をしてみるといいんじゃないかな。
ここで挙げたリスクへの対処については何も書いてないけど? ――いや、そりゃふつうはリスクなんだから対処するでしょう。
「自分の」開発環境をコントロールできないことや、プロジェクトを成功させるために「君が」必要だと思うものが何かしら揃っていない、ことがリスクだというプログラマの視点を明言しているのはえらい。
夢のなかでも仕事してたりするのは良くない兆候なので気をつけよう。眠りが浅くなるのもヤバイ。
いっぽう出勤途中に良い設計を思いつくのは良いことかもしれないね。『リファクタリング・ウェットウェア』とか読むといいんじゃないかなあ。
原文は"Size it up"なんだけど、日本語でプロジェクトの「規模」とか「大きさ」とか「サイズ」と言うと「人月」とか「何人ぐらいのプロジェクトか」みたいな印象を受けるので、ここでは「期間を見極める」と訳出したが、もっと良い訳しかたはあったかもしれない…… kakutani
- この四半期と次の四半期ぐらいまでを見通す、というのは妥当な感覚だと思うなあ。
- 1年先とか、場合によっては数年かかるプロジェクトとかもあるけど、最初に全部を決めると大変だよね。人も技術もビジネス環境も変わっちゃうでしょう。
- 先々まで頑張って考えた精緻な計画とか途中で捨てづらいのも人情
- 「近いものほど細かく、遠くほど粗く」は『アジャイルな見積りと計画づくり』の基本でもある。
- 『アジャイルサムライ』はプロジェクトについての話題が多いのにそのなかに「管理する」という言葉の出てくる回数がかなり少ない。
- まだリスクってどんな感じなのか実感がわかない
- 質問したら具体的な回答が得られたのでよかった
- オッサントークはどうしても盛り上がってしまうなあ
- 「6ヶ月」という単語ひとつで色んな話が聞けた
- 「考える値打ちのないこと」を延々考えていることって思ったより多いかもと思った
- 書き出したリスクを考えたあとに、その紙を破り捨てたい
- リスク管理についてチーム全体で話すことで大事と思った
- 若者ファーストで質問してもらうという進め方はいいね
- 次週、いよいよ「荒ぶる四天王」登場!
- 8/10(水) 10:30 - 11:30 和ジャにて
- p.83 「プロジェクトの長さへの期待をマネジメントする」から
- Readingagilesamuraiinesm20110810