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google-home-voicetext-server

sikkimtemiさんgoogle-home-voicetextのAPIサーバ、ファイルサーバの再実装です。

Google Homeに任意の音声を喋らせる仕組みです。

Dockerで動作させる前提で、マルチキャストDNS(mdns)を使わない作りにしました。

クラウドプッシュ連携はサーバと分離しました。

変更1. mdnsを諦めた

Google Homeはmdns(Bonjour,dns-sd)によるZeroconfに対応しています。

Docker標準のネットワーク(docker0)はiptablesでNATしていてマルチキャストパケットを通しません。

Docker環境では自動探索機能が利用できず、期待した動作をしないため廃止しました。

macvlanなどマルチキャストが使えるネットワークで利用される場合でも自動探索は行いません。

変更2. 任意のGoogle HomeをURLで指定可能にした

URLで指定したIPアドレスのGoogle Homeを喋らせられます。

複数のGoogle Homeを使い分けている場合に便利です。

curl -X POST -d "text=喋らせる言葉" http://(サーバIPアドレス)/(Google Home IPアドレス)

指定されたGoogle HomeのIPアドレスの分だけ音声ファイルが生成されるためディスク使用量には注意が必要です。

変更3. 音声ファイルを圧縮フォーマットに変更した

音声ファイルの形式を、Voicetext、Google Homeともに対応しているOgg Vorbis(.ogg)に変更しました。

任意のGoogle Homeを指定可能にした都合です。

URLで指定できる項目

  • 実行例 (URLencoded)
curl http://192.168.20.140:8080/192.168.20.200 \
  -d "text=おバブやかましい" \
  -d "speaker=bear" \
  -d "emotion=anger" \
  -d "emotion_level=extreme"
  • 実行例 (JSON)
curl http://192.168.20.140:8080/192.168.20.200 \
  -H 'Content-Type: application/json' -d '{"text": "こんにちは、Googleです。"}' 

text (必須)

喋らせたい内容です。

指定をしないとエラーが発生します。

Required String parameter 'text' is not present.

speaker (任意)

話者を指定できます。

設定できる項目は、VoiceTextのAPIマニュアルのパラメータを参照してください。

emotion (任意)

話者の感情を指定できます。

設定できる項目は、VoiceTextのAPIマニュアルのパラメータを参照してください。

emotion_level (任意)

話者の感情レベルを指定できます。

起動時に設定できる項目 (環境変数)

VOICETEXT_API_KEY (必須)

HOYA VoiceTextのAPIキーです。

以下のページで無料利用登録を行ってAPIキーを取得して設定してください。

https://cloud.voicetext.jp/webapi

export VOICETEXT_API_KEY={取得したAPIキー}

LISTEN_ADDRESS または LISTEN_INTERFACE (いずれか必須)

サーバが起動するIPアドレスです。

Google HomeがアクセスできるURLを生成するため、動作しているサーバのIPアドレスが必要です。

LISTEN_ADDRESSにGoogle HomeからアクセスできるIPアドレスを指定してください。

export LISTEN_ADDRESS=192.168.20.140

IPアドレスが変動する環境で利用する場合はLISTEN_INTERFACEに通信モジュール名を指定してください。

export LISTEN_INTERFACE=en0

LISTEN_PORT (任意)

サーバが起動するポート番号です。

デフォルトは 8080 です。

export LISTEN_PORT=80

VOICETEXT_SPEAKER (任意)

話者を指定できます。

デフォルトの話者はHIKARIという女性です。

設定できる項目は、VoiceTextのAPIマニュアルのパラメータを参照してください。

export VOICETEXT_SPEAKER=BEAR

VOICETEXT_EMOTION (任意)

話者の感情を指定できます。

デフォルトの感情はHAPPINESSです。

設定できる項目は、VoiceTextのAPIマニュアルのパラメータを参照してください。

VOICETEXT_EMOTION_LEVEL (任意)

話者の感情レベルを指定できます。

デフォルトの感情レベルはNORMALです。

感情レベル VoiceTextの値
1 または NORMAL 1
2 または HIGH 2
3 または SUPER 3
4 または EXTREME 4

VOICETEXT_VOLUME (任意)

音量を数値で指定できます。

設定できる項目は、VoiceTextのAPIマニュアルのパラメータを参照してください。

k8s

Secret事前準備 (prepare)

kubectl create secret generic google-home-voicetext-server \
  --from-literal=VOICETEXT_API_KEY={取得したAPIキー}

ConfigMap編集

パラメータを編集します。

$ vi k8s-google-home-voicetext-server.yml

適用 (apply)

$ kubectl apply -f k8s-google-home-voicetext-server.yml

docker-compose

環境設定ファイル準備 (.env)

パラメータを編集します。

$ vi .env

起動 (up)

$ docker-compose up -d

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